昔々、その昔、母がテレビに向かって喋る姿を見て、幼い私は「なんでテレビに向かって喋るんだろう?返事は返ってこないのに」と思っていた。
気づけば自分も喋ってる
ここ最近は、私もテレビに向かって喋っている。
地域の行事のニュースを見てはにこやかな笑顔を向けながら「良いよねぇ、楽しいよねぇ」
ホラー映画を見ては「ほら!そんなことするから!だから襲われるんじゃ!」
吉本新喜劇を見ては「許してやったらどうや〜」
お宝鑑定団を見ては「いや、こりゃ騙されとるわ、えっ、本物?!」
などなど。
そりゃあもう、テレビに向かって話す話す。
自分でも驚くくらいテレビに向かって喋ってる。
歳のせいなのか、なんなのか。
今日は鹿児島マラソンの中継を見ながら
今日(3/1)は鹿児島マラソンの日。
朝遅めに目を覚ましてテレビをつけると、もうすでにスタート10分前。
中継を見ながらまた喋る。
「良いねぇ、たくさんおもてなし楽しんでねぇ」
「今日は暑いだろうね」
「コスプレしてる人も多いねぇ」
「うわ、どんだけ人おるの?!参加者多くない?!!」
「こりゃもうマラソン大会ってよりお祭りだねぇ」
どんどん喋る。もちろんにこやかな笑顔を浮かべながら。
テレビに向かって笑いかけ、一人ぶつぶつとテレビに語りかける。その姿は母とそっくりである。こんな時にふと、自分も年取ったなぁと思う。
いよいよ号砲、スタート地点にいる鼓笛隊のかたが銀河鉄道999を演奏し始める。
テレビの中継カメラに向かって走り出す参加者の皆さん。
目に涙を浮かべる私。もう、なんで泣いてるのかは分からん。なんか感動したんだろう。
ほんと涙もろくなったものですよ。
その後も中継を見ながらニコニコ、ほろり
テレビ中継で各地点が映るたびに、沿道の応援の様子にニコニコ。
楽しそうにカメラに手を振る参加者にニコニコ。
ボランティアの方を見て涙ほろり。
感情が忙しい。
毎年鹿児島マラソンを見て思う。このイベントは楽しいな、また走りに来てほしいな、と。
私は運動が苦手だから、自分が走るこちはないけれど、だからこそ楽しそうに走る人々は眩しくみえる。
毎年思い出す
第1回鹿児島マラソンの時、私は天文館のとある店で働いていた。
そこでは鹿児島弁のTシャツを販売していた。
お昼頃だったか、一人の男性が来店。
「もしかして鹿児島マラソンの応援でいらっしゃったんですか?」と聞くと
「いえ、走りました!完走してそのままここにTシャツ買いに来ました」
「えっ?!走り終えてそのまま?すごいですね!!!」
興奮した私は、レジにいる他のスタッフにも、
「完走されたんですって!!すごいですよね!!」と、つい声をかけた。
たまたまレジが空いている時間だったので、その場にいたスタッフみんなで、また来てくださいね〜!お疲れ様です〜!ゆっくり休まれてくださいね〜!と各々声をかけた。
あの男性は、まだ鹿児島マラソンに来てくれているのだろうか。
来てくれているといいな。
来年も
来年もきっと、私はテレビ中継を見ながら、テレビに向かってにこやかに喋りかけるだろう。
参加した皆様お疲れ様でした。
また来年も、よければ参加してください。
テレビの前で応援しています。
ダイジェストも見れるみたいですね。
https://www.kagoshima-marathon.jp/
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